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急増する迷惑メール、原因は古いメールフォームかもしれません

「最近、お問い合わせフォームからの迷惑メールが急に増えてきた…」そんなお悩みありませんか?

ホームページを長年運用されているお客様から、よくいただくご相談の一つが「メールフォームからのスパムが急増して困っている」というものです。
特に5年以上前に導入したフォームでは、当時有効だった対策が今のスパムには効かないケースも多く、放っておくと大量の迷惑メールが届いてしまうことも…。
今回は、現在でも有効なスパム対策について、大まかにご紹介します。

スパム対策1:reCAPTCHAの導入

Googleが提供している「reCAPTCHA」は、ロボットによる自動送信をブロックする仕組みです。
最近では、画像選択式のv2や、ユーザーの行動から判定するv3が使われることが多くなっています。
古いフォームにはこのreCAPTCHAが入っていないことがほとんどです。
導入するだけで、スパムの大半を防げるケースも少なくありません。
※環境によっては導入が難しい場合もありますので、ご相談ください。

スパム対策2:送信時間チェック

スパム送信は人間の速度をはるかに超えたスピードでフォームを送信してきます。
その特性を利用し、「アクセスから数秒以内の送信はブロックする」設定も効果的です。
これも比較的新しいフォームや、カスタマイズに対応しているフォームなら追加可能です。

スパム対策3:IPアドレスや送信元ドメインの制限

同じIPアドレスから繰り返しスパムが届く場合は、そのIPアドレスをブロックすることで被害を減らすことができます。
また、送信元のドメイン名でフィルターをかける方法もあります。
たとえば、

  • 一部の海外レンタルサーバー(例:.xyz、.top、*.pw など)のドメインから届くメールを制限する
  • 特定の国のIPアドレス(例:中国やロシアの一部)をまとめてブロックする 等

など、メールアドレスそのものだけでなく、「どこから送られてきているのか?」をチェックすることで、より高度なスパム対策が可能になります。

そもそも、古いフォームでは限界が…

特にWordPressを使ったホームページであれば、スパム対策もより手軽に行えます。
たとえば、「Contact Form 7」というフォームプラグインを使えば、Google reCAPTCHAの導入も簡単に行え、最新のスパム対策を無理なく実装できます。
そのため、メールフォームだけでなく、サイト全体をWordPress化することで、今後の管理や保守もぐっとラクになります。
「どうせ直すなら、スパム対策だけでなく、スマホ対応や更新のしやすさも整えたい」
そんな方には、WordPressを取り入れたホームページのリニューアルを強くおすすめしています。

一方で、WordPress までは不要という小規模なホームページの場合には、
「メールフォームプロ」(いつも大変お世話になっております…)といったCGIタイプのフォームを導入する方法もあります。
設置型のフォームであれば、サーバー上に直接配置して動作させるため、既存の静的なサイトでもスムーズに追加できます。
ただし、こうしたフォームも年月が経つと、新たなスパム手口に対応できなくなり、定期的なアップデートや追加対策が必要になるケースが多く見られます。
長く安心して使うためには、常に最新の対策を取り入れる意識が欠かせません。

もし「自分たちでの更新やメンテナンスが難しい」「常に安心して運用したい」という場合には、月額料金がかかりますが「フォームメーラー」などクラウド型のフォームサービスを利用する方法もあります。
これならサービス提供側で最新のスパム対策が行われるため、安心してフォームを運用できます。

リニューアルで得られるメリット

  • 最新のスパム対策を組み込める
  • スマホ対応や見た目の改善も同時に可能
  • お問い合わせが届かない、というリスクも軽減

フォームを新しくするだけで、「お問い合わせしやすくなった」「無駄なメールが減った」という声も多くいただいております。

スパムに悩まされる前に、メールフォームの見直しを

スパムメールが当たり前になってしまうと、本当に大事なお客様の声を見逃してしまう危険も…。
セキュリティと利便性を両立したフォームへ、一度見直してみませんか?
お客様のホームページの規模に合わせた対策をご提案いたします。お気軽にお問合せください。