「Gmailで他のメールが受け取れなくなる?」──実は多くの人には関係ありません
最近、Gmailの画面に「他社のメールが確認できなくなります」というお知らせを見た方も多いかもしれません。ちょっとドキッとしますよね。「えっ、自分のメール、受け取れなくなるの?」と思った方もいると思います。
でも、結論から言うと——ほとんどの方はまったく心配いりません。
特別な設定をしていない限り、今まで通り Gmail は使えます。
「他社メールをGmailで確認」とは、どういうこと?
Gmailには、ほかのメールアドレス(たとえば会社のメールやYahoo!メールなど)を、Gmailの画面の中でまとめて受信できる機能があります。
ちょっと専門的な言葉になりますが、この機能は「POP(ポップ)」という仕組みを使って、他のサーバーにあるメールを取りに行くものです。
ただ、実際にこの設定を使っている人はごく一部です。ほとんどの方は、自分の Gmail アドレス(〜@gmail.com)だけを使っていたり、お仕事用のメールは別のアプリ(Outlookなど)で受け取っていると思います。
つまり、大多数の人には影響なし
今回の変更で影響が出るのは、「Gmailの設定で、他のメールアドレスを取り込んでいる人」だけです。
もしそういった設定をした覚えがなければ、何も心配いりません。普段通り、メールの送受信はそのまま使えます。
会社のドメインから、Gmailに『転送設定』をしている場合も、これからも同じように受信できます。
「POP?」「他社メールの取り込み? なんのこと?」
……と思った方は、はい、その時点で この件は関係なし です。
独自ドメイン(会社のアドレスなど)を Google Workspace(有料版Gmail) で運用している場合は、今回の変更の影響は受けません。
あくまで『個人の無料版Gmail(@gmail.com)』で、他の会社のメールを吸い上げている場合の話です。
Gmail自体が使えなくなるわけではありません
お知らせの文章を見て「Gmailそのものが使えなくなるのでは?」と感じた方もいるようです。ですが、今回の変更は“外部メールを取り込む機能”だけに関するもの。
Gmail本体(〜@gmail.comのメール)には一切影響がありません。
ですから、これまで通り送ったり受け取ったりして問題ありません。
確認してみたい場合は
もし念のため確認したい場合は、Gmailの設定画面を開いて>「アカウントとインポート」>「他のアカウントのメールを確認」という項目を見てみてください。そこに何も設定がなければ、この変更は無関係です。
お仕事で独自ドメインのメールをGmailにまとめている場合だけ、今後は別の受信方法に切り替える必要があるかもしれません。(この場合は、詳しい方や管理担当に相談するのが安心です。)
まとめ
- Gmailの「他社提供メールが確認できなくなる」という通知は、ほとんどの人に影響しません。
- 対象は「Gmailで他社メールを取り込む設定(POP受信)」をしている場合のみ。
- 自分の Gmail アドレスだけを使っているなら、これまで通り使えます。
- Gmail自体が使えなくなるわけではありません。
こういった仕様変更のお知らせは、内容が少し難しいので不安になりますよね。でも今回の件は、大多数のユーザーには関係なし。いつも通り、安心して Gmail をお使いください。
