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【Web改善・定番コンテンツ解説 #3】「導入事例・実績紹介」

信頼と安心につながる「導入事例・実績紹介」ページ

「導入事例」「実績紹介」といったページは、多くの業種で“あって当然”と思われがちですが、まだまだ設置されていないWebサイトも少なくありません。

しかし、このページは単なる事例、実績の報告ではなく、見込み客に対して非常に強い安心感と説得力を与える重要なコンテンツです。
この記事では、導入事例や実績紹介を掲載するメリットと、効果的な作り方についてご紹介します。

なぜ「導入事例」が必要なのか?

1. 信頼の裏付けになる

導入事例は、いわば実績の証明書です。
「どんな業種に対応できるのか」「どんな規模の仕事ができるのか」「どういう結果に結びついたのか」などを具体的に伝えることで、初めての訪問者にも「ここなら任せられそうだ」と思ってもらえます。
実績が公開されていること自体が、「うちの会社にもちゃんと対応してくれる」という安心材料につながります。
逆に言えば、実績が見えないと、どれだけ経験豊富でもその事実が伝わらないため、機会損失につながります。

2. 想像しやすくなる

自社と似た事例が紹介されていれば、自然と「うちもこうなりそうだな」とイメージしやすくなります。
これは特に、導入前の不安を解消する効果があります。たとえば「初めて外注する」「Webリニューアルに失敗した過去がある」など、悩みや不安を抱えている人にとって、他社の成功事例は大きな後押しになります。
お客様が「自分ごと」として考えられるようになる点が、導入事例の大きな強みです。

3. 差別化ポイントを伝えられる

同じようなサービスが複数ある場合、何をどう工夫しているか、どこが評価されているかを伝えることは、他社との違いを分かりやすく見せる手段になります。
「スピード重視」「寄り添った対応」「デザイン性」など、特長は会社や商品によってさまざまですが、実際のエピソードとセットで紹介されていると説得力が増します。
自社が大事にしている価値観や姿勢を、自然な形で伝えるきっかけにもなります。

コンテンツの作り方と掲載方法のポイント

表現は「できるだけ具体的に」

たとえば「Webサイトを制作しました」ではなく、「地元で30年続く○○業の企業様のWebサイトを、スマホ対応+採用情報に重点をおいて制作しました」のように、背景や工夫した点、成果まで伝えると説得力が増します。

写真・ビジュアルを活用する

特にWeb制作・店舗改装・印刷物など、目に見える成果物がある場合は画像を添えるだけで一気に伝わりやすくなります。ビフォーアフターの掲載も効果的です。

導入の「背景」と「結果」をセットに

「なぜそのサービスを導入したのか」という背景と「どう変化したのか」という結果をストーリー形式で紹介すると、読み物としても親しみやすくなります。

名前・業種・地域などはできる範囲で記載

可能であれば、実名や業種・エリアなどを記載すると信頼性が高まります。難しい場合は「市内の◯◯業 A社様」など匿名でも構いませんが、対象がまったく見えない抽象的すぎる表現では信頼感が得られません。

 

「お客様の声」との違いは?

「お客様の声」は主にクライアント側の生の感想、「導入事例」は提供側の視点での実績報告という立ち位置です。
両者を併せて掲載することで、体験と成果の両面からの説得力が生まれます。
可能であれば、同一プロジェクトについて「お客様の声+導入事例」のセット掲載もおすすめです。

まとめ

導入事例ページは、営業トークでは伝えきれない「実績という信頼の証」を静かに語ってくれる強力な味方です。
少ない件数でも、ていねいに紹介することで十分な効果が得られます。
…弊社も上記を満たした実績のページを作成し、近々紹介できればと思っています。

「何から載せればいいか分からない」という方も、まずは社内で実績を棚卸しして、「語れる案件」を見つけるところから始めてみてはいかがでしょうか。
導入事例ページの制作・掲載方法についてのご相談も承っています。お気軽にお問い合わせください。